先日29才の誕生日を迎えた。
この1年間はいろいろ大きな変化があった。
今までで一番活動的な年だったと言えるかもしれない。
ダンスを習い始めたことを皮切りに、時系列で以下のようなことがあった。
・このブログを始めた
・ジェンベワークを始めた
・ダンスイベント(MOJADA)企画
・毎日ダンスをするようになる
・ダンスの先生が持ってくる出演機会や合宿で、福岡・高知・新潟に飛ぶ
・駅の階段でこけて人生最大の捻挫。往生際悪く、少しずつ踊る
その他、色んなダンスイベントにでかけたり、ある時は関わったり、ダンスのために音楽を漁ったり、たまのタリベ練習会でも踊ってみたり・・・
ダンスに振り切った1年だった。
ダンスの楽しさは強烈だ。
体を動かす楽しみ、そして音楽に合わせて動かす楽しみ。
踊ればどんな曲も楽しさは10割増し、名曲であれば30割増し。いや、もっとか。
実際に踊ってみたときの楽しさは、大体やる前の想像を軽く超えてくる。それは、ダンスが日常となった今でもそうだ。
週に複数回踊るようになって、基礎体力が増した。まるで体の質自体が変わったみたいで、動く億劫さ、しんどさのようなものが消え、エネルギッシュになった。今までよりずっと、動くのが楽になった。(ぜひ全人類に体験してほしい)
それだけに、ケガでダンスが思うように踊れない悲しさは凄まじい。気力も体力もあるのに踊れないのがもどかしい。楽しかった少し前の自分を思い、自分が本当にかわいそうに思えてくる。
それをごまかそうとして、なまじ動けるものだからダンスしてみる。動いていれば、意外と痛みは遠のき、踊れる。それなりに楽しい。しかしその内、ピキッとした痛みと共に不具合箇所も浮き彫りになり、結局落ち込む。負担をかけたために完治も遠のく。
捻挫した後の過ごし方は、このようにあまり褒められたものではなかった。
皆さんにアドバイスしたいことがある。
ケガしてしまったら、長期間しっかり休もう。やっぱり早く治って思いっきり運動できた方が良いよ。
あと、そもそもどんな事情があったとしても、決して急いで階段を駆け下りないこと。
これは、いくら込めても込めすぎることはない自戒だ。
でも、長くダンスをやっている知り合いがたくさんいるのは幸せなことだった。いろいろアドバイスをもらえるし、何よりもみんなそれぞれ、怪我や事情のある中でダンスしているという事実だけで元気づけられるからだ。
考えてみれば、ダンスでは体を丸ごと使うし基本的には非日常な動きなのだから、ケガをすることも、それが重くなりがちであることも普通なのではないか。腰が痛い、膝が痛いなどは特に頻繁に聞く。
また、体の不調以外にも、時間がなかったり、機会がなかったり、お金がなかったり、はたまた気力が充実しなかったり、十人十色のその人なりの障害がある。それでも、みんな自分のペースでダンスをやっている。何もかも順風満帆、私は思うままダンスできています!という人はわずかだと思う。だからこそ、ダンスができる時間は大切にしたい。
さて、捻挫もそれなりに治ってきたところで、今年一番のイベントが控えている。
と、その話の前に書いておきたいのがFATIMATAというダンスの先生のことだ。
ダンスを楽しめた理由として、彼女のエネルギーに引っ張られたところは大きい。ダンスを上達させること、ダンスを広めること、ダンスを生徒と踊って楽しむことに対する彼女の熱意はスゴイ。
自分が先生として教えるクラスの他に、
・外部からアフロダンサーを招いて開催するワークショップ企画
・生徒との発表の場の発掘(そのためなら首都圏は軽く飛び越える)
・ダンスキャンプ企画
・クラブイベント企画、紹介
など、ダンスの機会を次々に作り出す。
その最たるものが、セネガルに赴いてのプライベートダンスツアーだ。行きたい人を募ってほぼ毎年企画している。最近はガーナにも行っており、ガーナとセネガルを合わせた滞在期間は一カ月に及ぶ。それが今年も、12月の上旬から年を越して行われるのだ。
僕が彼女から教わった中で今年一番ハマったのは、ガーナのポップミュージックやクラブ音楽で踊る【アゾント】であった。動画も音楽も漁りに漁った。ダンスの種類が多くてコンパクトで、色んな音楽に合わせることができ、とても気に入っている。
セネガルは太鼓の演奏で激しく踊るダンス【サバール】の本場だ。人間の身体能力を極限まで使うようなダンスで、太鼓も難しく、日本で楽しむハードルは他のアフリカンダンスと比べてもかなり高い。少し踊れるようになったが、まだまだ初心者だ。
ダンスツアーではこれらが間近で見れて、習える。
踊りも上手くなりたいが、何よりも向こうの生活の中でダンスがどのように踊られているのか、体験したい。ダンスを日本でもっと楽しむためのヒントにしたい。
超行きてえ。
その勢いのままに、仕事を辞める覚悟で上司に休みが欲しい旨を伝えてみたところ、なんと一時的な休職扱いで快く認めてくれた。
本当に感謝である。言ってみるものだ・・・
ちなみに、僕は実は2年前に「いずれ3年マリに行く!」と宣言している。
いつ行くとは言っていないものの、さすがに年単位で先延ばししている現状から、社内外問わず「いつ仕事辞めるの?」というイジリは最近絶えない。ガーナ・セネガルに行くと言えば、親しい人からは「マリじゃねーのかよ!」と言われる。
ここで言い訳しておくが、この1年で思いがけずダンスにハマってしまった&意外とお金を貯められなかったので、仕事を続けつつガーナ・セネガルでスッパリ一か月間ダンスを習えるこのチャンスは渡りに船、僕の需要に完璧に合致しているのである。
マリはまたいずれ行くつもりだ。ジェンベも、なかなか剥けなかった一皮が最近剥けてきており、その話もまた書きたい。
ただ、三年は長すぎるので短くすると思う。
ともあれ、今回はガーナとセネガルを精いっぱい楽しんで来ようと思う。
行ってきます!
最後に、ガーナとセネガルの好きなダンス動画を貼っておきます。
ガーナ – ALLO Dancers の KPUU KPAA MV
セネガル – #Sabar Senegal Sing Sing family & Ballago Boyz