こんにちは。もじゃです。
サバールダンスを初めて3カ月です。
アフリカンダンスって初心者でも結構楽しいものだと思ってたんですけど、サバールはあれですね。
なかなか突き放してきます。
例えば・・・
1.繰り返しがない
同じアフリカンでもサバールじゃなくてジェンベダンスだったら大体、一振り一振り延々と練習するということができるんですよ。
数秒の周りのフリが大抵ループするので、一回りだけ覚えたら何はともあれ何回もやって慣れよう、みたいな。
それにはあまり労力がいらないというか、練習する抵抗がそんなにない。
でも、サバールはループしないというか、自分で組み合わせるにしても決まったコンビネーションをやるにしても、一つ一つのフリが一回こっきりなんですよね。
ループしてしまうと魅力が削がれてしまうのかな？
自主練の時間とかあったら、どこから踊るのか決めるという決断にエネルギーがいります。
また、ある振りと次の振りをつなげる、ジョイント的な箇所もたくさんあって、そこはジェンベダンスでもつまづきやすいところなんですが、サバールはそのジョイントだらけです。
なんせ、一回だけの振りが多いので。
やることがたくさんあって、イレギュラーで構成されている(ように感じる)上にジョイントだらけ。
いや、慣れてくるとある程度のパターンがあってつなげていることも分かるんですが、それにしても芸が細かいというか、芸が多い？
そのスリリングさが、きっと見ていて楽しいエンターテイメント性につながっているんでしょう。
展開が速い漫画は大体面白いのと同じです。たぶん
自分でソロダンスを踊るとなったら、構成を考えて振り同士をつなげて・・・と、習熟しないと頭がオーバーヒートしそうです。
なかなか最後まで踊り切るのが難しい。
ジェンベダンスが楽というと語弊があるんですが、ジェンベダンスは少し習えばとりあえず形を追うことはできるものが多いです。
それに対してサバールは最初の内は形を追うのに必死になります。
そういうハードさがあります。
2.体をぐいっと制御する振りが多い
サバールはキメだらけのダンスなので、要所要所で瞬発力が必要になるんですよ。
ガン！と太鼓を鳴らしてもらうのに対応するようにガン！と体を動かす。
普段やってないような動きで普段動かさない箇所をその速さで動かす。
難しい・・・というか、どうしたらシュッと動くのか分からない。
そして、キメに限らなくてもリズム自体がテンポ速い。
テンポに合わせて踊るためには、例えばジャンプの高さは出したいけど着地までの時間が短いので足を引き下げて対応するとか、体の動きをすごく制御しないといけないです。
これも、普段から体を動かして慣れてないとなかなかできないところですね。
速く手足を動かして体自体がぶれては台無しなので、体幹も上手に使わないといけないですね。
回転の多用。重心、向き、バランス・・・体を制御して上手く使うこと。
僕を知っている人は、たぶん「もじゃに本当にできるの？」と思うでしょう笑
3.リズムが難しい
ドラマーなのによくわからない。
なんだか、ジェンベのリズムよりどこになんの粒が入っているのかわかりにくいし、ひっくり返りやすいし、なまりが凄まじいリズムも目立つ。
速いから、単調にならないようになまるんでしょうか？
完全に想像ですが、なまることで音と音の感覚に余裕ができるので、速いテンポで叩き続けるための工夫として生まれたのでは・・・
僕はアフリカンのドラマーなのに、アフリカンの特徴である「なまり」をないがしろにしてきたところがあって、ここ数年反省しているのです・・・
ジェンベダンスなら大体のリズムは勝手知ったるところなのでウキウキ踊るんですが、サバールは未知の世界で踊ることになります。
音が分からずに踊る心細さを理解しましたね。
踊りを自分のものにしたい
上で言ったことをまとめると、
・通すことも難しい振りを練習するのに慣れとやる気が必要
・速く動き続けるために基礎体力、瞬発力が必要
・体を制御する経験が必要
・不慣れで難しめのリズムを理解することが必要
なんですね。
僕は今まで、ダンスって始めさえすれば楽しさが引っ張ってくれるような楽観的な姿勢で来てましたが、サバールは結構難しさが先に来ています。
できるようになる楽しさと、できるようでできないむず痒さと、なかなかできない難しさと1:1:1ぐらいですね。
結局「慣れが必要」なんですよね。きっと。
自主練しよう。
でも、これから踊れるようになっていくのがすごく楽しみ。
通っているFATIMATAさんのクラスも「自分で踊れるようになる」を重視しているところです。
7回他のクラス受けても習得できなかったサバールステップが2回で一通りできるようになったのはびっくりした。
実は10日後、2/18(土)には人前で踊る企画に参加することになっています。
人に見せてなんぼのダンスですからね！
以上、もじゃでした。