「仕事は楽しいかね?」を読んで考えたこと。変化って何?


こんにちは。もじゃです。

「仕事は楽しいかね?」という本を知っていますでしょうか。

これは2001年に初版が出た本ですが、まだ大きめの本屋ではお目にかかることのできるロングセラーです。
挑発的なタイトルが目立つので、「見たことはある!」という人も多いのではないでしょうか。

洋書が邦訳されたものですが、「おじいさんが若者を諭す系」フォーマットの物語形式のため、人間味があって頭に入りやすい!
作者の気遣いがうかがえます。
すぐ読めるので、忙しい人には特にお勧めです!

この本がなかなかいいことをたくさん言っているんですよ。

「仕事は楽しいかね?」要約

成功の秘訣「常に変化し続けること」を軸に、話がずっと続きます。

要約としては以下のようになります。
①成功というのは、チャンスをつかんだ人が収めることができる。
②いつ何が自分にとってのチャンスになるのかは分からないので、とにかく弾を数多く打つことが大事。
③弾を多く打つとは、常に変化し続けるということ。そうすれば、偶然を味方につけ、チャンスを引き当てる権利を得る。
④そのためには「昨日と違う自分」に毎日なること。あらゆることを試し続けてみよう。

印象的だったこと

この本は章ごとに一言キーメッセージが出てきます。
その中で印象的だったことを2つ紹介しましょう。

1.試すことに失敗はない

違うことに挑戦して、何も学びがないという状態はありえない。
もし何も学びがなかったとしたら、その挑戦をする前の状態の価値が高いという情報を得たということ。
学びが必ず得られるのなら、新しい取り組みをし続けることに躊躇する必要は全くないですよね。
いいことだらけなのだから、どんどん挑戦しましょうということですね。

2.問題はずっとそのままで待っていてはくれない

この本では、同じ夢や目標を持ち続けることは失敗への近道だと言っています。
なぜかというと、環境は変わり続けるものだから。
それを言い換えたものが、「問題はそのままで待っていてはくれない」となります。
ビジネスで言えば、例えばある時点で自社の人件費の高さを問題点と捉えたとして、それに固執して解決策を打ち出し続けても、そもそも自社サービスの需要がなくなったりしたときは、人件費よりも自社の存在意義を考え直し、方向転換しなければならないはずです。
対策とは、変わり続ける現状を正しく認識できて初めて適切に打つことができるのです。

3.「試すこと」自体が善である

ホーソーンという工場で行われたリサーチによる発見に、ホーソーン効果として知られているものがあります。
このリサーチは、労働環境を色々変化させて人々の生産性への影響を見る実験なのですが、「どういう環境の変化があったかよりも、変化があったことそれ自体が生産性を高めている」という結果を得られるものだったのです。
また、「試している」「試されている」という意識で仕事することも同様に生産性を高めるとも。
「試すことに失敗はない」ことの現れですね。

思ったことをつらつらと

とはいうものの・・・
毎日違ったことをするなんてことは、意識しても難しいことのはずです。
この本には「人は変化は嫌いでも、試すことは大好きなんだ」とも書かれていますが、毎日自分から何か新しいことを試し続けるためには、まず何を試すのか発想し、思いつき、決断しないといけません。
これはなかなかのエネルギーです。
試すのがいいのは分かったけど、何について、いつ、なぜ、どのように?
そのやる気はどこから来るのでしょう?
筋トレでしょうか?
理想や目標でしょうか?
仕事が忙しくなってきたとき、楽しい実験を毎日するなんて楽天的な考えを持ち続けられるでしょうか?

僕にとって「やる気」「チャレンジ」はとても大きなテーマなのですが、なぜテーマになるかというと、やる気を持つこともチャレンジすることも難しいからです。

ここは一つ、変化について考えて、変化へのモチベーションにしましょう。

「変化」とは?「チャレンジ」とは?

まずは言葉の定義から。
変化とは何でしょう。
昨日とは違う自分になる?
どうなったら「違う自分」と言える?
どんな実験、チャレンジがある?
・ある習慣を止める
・一旦すたれた習慣を再開する
・ずっと持っていた考えを捨てる
・やったことのないことを始める
・今までやっていたことをもっともっとやる
・新しい考えを受け入れる
・毎日考えていたことを考えないようにする
・喋ったことのないことを喋る
・喋ったことのない人と喋る
・歌ったことのない歌を歌う
・聞いたことのないジャンルの音楽を聞く
・毎日喋っている人と喋らないようにしてみる
・読んだことのない本を読む
・毎日読んでいるものを読まなくする
・訪れたことのない場所に行く
・通ったことのない場所を通る
・使ったことのないものを使う
・作ったことのないものを作る
・見たことのないものを見る
・残業ゼロにする
・やりたいことでずっとできてないことをやる

仕事なら、
・ショートカットキーの開発
・仕事のやり方を変える
 そのために・・・
   今の問題は何か書き出してみる
   曖昧になってるところを具体的にしてみる
・姿勢、体勢を変える
・見たことのないドキュメントを見る
・毎日見てるドキュメントは見なくて済むようにしてみる
・毎日やってることでやらなくて済む作業はないか現状を見直す

書くだけならつらつらいくらでも書けます。
でも、ちょっとワクワクしてきました。
あと、思ったことがいくつか。

パワーを使うことを前提としているので単純に自分が鍛えられそう

上のこと、全部それなりのストレスやプレッシャーと戦わないとできないですよね。
毎日新しいことができたとしたら、それ自体が意志を強く持つとか体力をつけるトレーニングになりそうです。

使ったことのない頭や筋肉を使うので楽しそう

やり始めてしまえば楽しそうなことが多い!
新しいことって、それ自体に夢中になれますよね。まだ慣れてないから。

やりたいことでずっとできてないことをやる

これが最強でしょう。
僕だったら、
・太鼓をちゃんと復習しよう
・聞けてないCD聞こう
・あのワークに行こう
・あの練習会に行こう
・積ん読してるあの本読もう
・ちゃんと時間を取って瞑想しよう(←その内記事書きます)
・歌を思いっきり歌いたい 一人カラオケかな
とかですね。

これでいいんだ!たぶん

この記事は新しいことチャレンジのメモ代わりにします。
以上、もじゃでした。

良い本なので良ければどうぞ↓