去年の8月に階段でこけて捻挫してしまったのは以前にも書いたけど、その後の経過のお話。
8月って、僕がダンスを好きなだけじゃなくてちょっと上手くなってきたかも!って、自分の可能性の広がりにかなり沸いてた時期で、毎日でも練習したるぐらいの勢いだった。
気持ち的に、ダンスを休むという選択肢が取りにくい。
捻挫の後もダンスのイベントはいくらでも控えてて、病院でも
「骨は折れてないし少しずつ踊って様子見でいいでしょう」
って言われた。
今まで捻挫は何回かしてきたけど、普通に何週間かで治ってきた。
そもそも、日常生活って足の安静からは程遠いでしょ。
通勤は満員電車で、無理な姿勢で人と押し合ったり、立ちっぱなしで、ひねった足首に響きまくり。
それなら、加減して踊ればダンスするもしないも安静具合は同じでしょ。
こんな感じで、「少しぐらい踊っても平気」と自分に言い聞かせる理由には事欠かなかった。
実際、飛び上がったり、足首を特定の向きにひねる動作がなければ、ダンスは全然可能だった。
動かし始めは少し痛いし固いけど、踊ってれば痛くはない。
だから、毎日しようとしていたダンスを1週間に1度とかにしたり
フロアで好きに踊る場合は激しくないから2,3時間ぶっ続けでもいいかなとか
こういうのを「自粛」と捉えていたことにも無理はなかったわけで
その「自粛」の結果、捻挫した左足に関して
①くるぶしの下が痛い(内外両方)
②アキレス腱伸ばすと痛い
③しばらく立ったり踊っていると足の裏が痛くなる
・・・盛りだくさんの後遺症が残った。
アホ過ぎ。
そして①と③はなぜか右足にも伝染。
ただ、2週間ぐらい休むと
「じっとしてても治る保証がないのなら少しぐらい踊ってやれ!!」
となり、ダンスの衝動は止められない。
我慢のできない子供か。
年末はガーナセネガルにダンス修行!とか言って行ってしまった。
ツアーはすごく楽しかった。
ここ一年でハマったガーナのアゾントダンスは足の激しい動きが少ないので、まだそこそこ習うことができた。
でも、セネガルのサバールダンスは・・・この世で一番激しいんちゃうかぐらいのダンスなので、1/5ぐらいの力で習っていた。
そんなんで習得できるわけないし、踊れる見込みのないダンスを習うことはかなり苦痛だった。
追い打ちのように体調も悪くなり、ダンス的にはセネガル辛かったなあ。
でも、ホストファミリーの優しさと、その子供らのかわいさは最高だった。
癒し。
帰国してから一カ月が経った。
セネガルではかなりダンスを控えたつもりだったけど、まだ治らない。
思い切りダンスが踊れない。
あと、何気に機会を失ったのがマリのダンスを習うこと。すごくやりたかったけど、太鼓に合わせるダンスは足への衝撃が強いことも多いのでずっと控えていた。
ようやく、休まず踊って中途半端に続けるのはちょっと本末転倒だな、という考えになった。
「しっかり休んでちゃんと治そう」
と覚悟が決まった。
悲しいけど、ダンスとしばしのお別れだ。
しかし、ここで問題が出る。
捻挫の後遺症はどこで診てもらえばいい?
接骨院?整体院?病院?
検索しても、「捻挫をこじらせると回復は厳しい」系の言説がよく見つかる。
捻挫してからしばらく通ってた病院のリハビリでは、足首の固定やテーピングで対応してくれていた。
しかし、それが効果的である期間はもう過ぎてしまったのでは?
不安だけが膨らむ。
最終的に
「捻挫 治らない」
で検索して見つけたのが下の記事。
これは・・・かなり自分に似た症例!
そして、文章から自信が見える!
「筋膜マニピュレーション」と言うらしい。
アバウトに説明すると、
・筋膜は筋肉や内臓、全身を何重かに包んでいる膜のこと
・それの一部が固くなると、筋膜同士がひっかかり、その刺激が痛みとなる
・痛みの出ているところや、それとは別の関係箇所の筋膜のコリをほぐして柔らかくすることで痛みを改善する
ということらしい。
月日が経っても痛みの残るケースでは、固くなった「筋膜」が痛みを受信しているだけで、筋肉や腱自体はもう治っていることが多いとか。
それめっちゃ希望持てますやん。
診療してもらおうと思って詳しく見てみると・・・
駄目でもともと、と言うにはちょっと手に汗握るような料金。
病院のリハビリとは2桁違う。
でも、自信や実績の裏返しと考えれば、本当に治るなら安いもの。
そう思って行ってきました。
次回に続く