捻挫の後遺症を治すためにこちらの筋膜整体に通うことにした。
ここで採用している技術の正式な名前は”筋膜マニピュレーション”というらしい。
施術の流れ
流れは以下のような感じ。
【前準備】
・一番治したい症状と、どういう動きをしたらそこが痛くなるのかを確認
・今までの怪我、病気歴、他の不調があれば言う
・全身の筋膜のどこが固いか様子を見る
【施術】
療法士さんの判断した箇所を肘などでグリグリされる。
かなり狭い範囲を大体5分ぐらい。
痛気持ちいい。たまにかなり痛い。
グリグリによる痛みはその内薄くなり、その場所には炎症が残る。
痛みの出る動きをして、治したかった痛みがマシになったかどうか確認する。
その結果を踏まえつつ、終了時間まで箇所を移しながら
「グリグリ数分⇒確認」を繰り返す
【施術後】
炎症のところがかなり筋肉痛。
治したかった痛みがどの程度緩和されたか正直よくわからないが、4日後の結果で判断してくださいと言われる。
効果あり!
施術で何をしていたのかは、詳しく教えてもらえた。
グリグリによってしていたのは、筋膜に炎症を起こさせるということ。
筋膜が固いとき、筋膜同士の隙間にあるヒアルロン酸が正常なサラサラ状態ではなく、のりのようなネバネバ状態になっているらしい。
その場所にわざと炎症を起こさせることでヒアルロン酸の分子を細かくし、サラサラ状態に戻して筋膜のひっかかりを解消させるとのこと。
炎症の痛みは、2~3日続く。
それが収まる4日後が、ヒアルロン酸のサラサラ化が完了した状態というわけだ。
結果はどうなったかというと、最初の痛みを10とすると8ぐらいまでに減った。
効果ありと見たので、もう一回通うことに。
流れは同じで、痛い箇所と動きを確認して、関係ありそうな筋膜をグリグリして、どうなったか確認、の繰り返し。
この、確認の機会を頻繁にとってもらえるのが安心感があった。
ケガの痛みを直接改善できるように、という目的がはっきり見えたからだと思う。
2回目の施術で痛みは5ぐらいに減った。
この時点で、10万使うまでは通うことを決意。
目指すは完治だ。
また思いっきり踊れるようになるのなら、10万は安い。
ダンスしてなかったら絶対出してないけど・・・
2つめの療法院へ
3回目で痛みは3ぐらいになった。
4回目、もう右足のめぼしいコリはほぐしたので、左足もやってみましょうということになった。
左足の同じ部分をほぐすことで、バランスが良くなり右足の痛みが改善するということはよくあるらしい。
それが終わった4日後。
痛みは3のままだった。
右足も、痛みはそれほど変わらない。
治癒の頭打ちが来たのだろうか?
値段が値段なので、長い目で・・・ということがしづらく
先生にお礼の連絡をして、違う療法院を試すことにした。
とにかく痛み解消という結果を重視するこの療法が気になり、同じ技術を使っているところで検索したところ、こちらの療法院が見つかった。
ここに決めた理由は、先生がとても勉強熱心だということがブログから見て取れたからだ。
施術の流れはほとんど同じだった。
それもそのはず、前に行ったところの先生の先輩にあたる人らしく、よく会って勉強会をしているそうだ。
2回施術してもらうと、痛みは3から2ぐらいになった。
消えないしこり
この時点で一旦筋膜整体はやめることにした。
予算の上限を迎えたのと、なんだか最後の「2」は根が深いような気がしたのだ。
痛みは軽めだけど、しこりと違和感がある。
足首から下のどこにどう力がかかっているか、重心がどこにあるのかなどが、
右と左でまるっきり別物と感じてしまうのだ。
これだけは、6回も施術してもらっても解消しなかった。
・・・ということは、筋膜だけの問題ではないのでは?
なお、流れ的に筋膜整体にケチがつきそうなので言っておきたいのだが、
僕の場合、ダンスの支障になる痛みは7割ぐらい取ってもらったので今回紹介した2つの療法院には感謝している。
高いので踏ん切りが要るけど、ずっと治らない痛みを持っている人は行ってみるといいんじゃないかと思う。
自分の体の他の問題
ただ、最後の2割・・・違和感とこわばり。
あと、足の裏のしびれも少し。
これについては、方向性を変えて付き合ってみたくなった。
捻挫をしてからというもの、ときどき太鼓とダンスの先生の武田さんたちに体をチェックしてもらうことがあったのだが、その流れで自分の体の問題を意識していた。
武田ヒロユキさんは整体師もされているので、施術してもらって、自分の体の特別に固いところについて教えてもらったり、腰から下の筋肉のつき方や筋膜について、少しレクチャーしてもらった。
武田マリさんにも、ダンスの知見を使ったボディーワークをしてもらった。
その結果、自分は
・偏平足
・外反母趾(なりかけ)
・立った姿勢がアンバランス
などの問題を抱えていることが分かった。
探求の始まり
捻挫を治すために自分でいろいろ調べるようになった。
足首の曲がる向き、膝の向き、股関節の位置・・・
外反母趾、偏平足になる理由。
そして、途中で一回だけ行った別の整体で言われた事も引っかかっていた。
「体がずいぶん酸性になってるから、甘いものは控えた方が良い。そうしないと自己治癒力が落ちる」
自分の体について教えてもらったこと、調べて分かった知識
それぞれがだんだんと繋がってきた。
捻挫の原因は一つではないような気がしてきた。
「施術してもらうことで解消するのではなく、自分でできることを試していきたい」
という気持ちが増していった。
次回に続く
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