子供と一緒に読みたいオススメ絵本リスト2


同じ作者のものを固めていると、かこさとしがかなり好きなことに気づいた。
オススメ絵本リスト第2弾!
あなたの知っている絵本も多いはず!?

■だるまちゃんとてんぐちゃん

だるまちゃんシリーズ第一作。
てんぐちゃんの身に着けているものと同じものが欲しいとねだるだるまちゃん。
お父さんの用意したものはだるまちゃんのお気に召すのか?
にぎやかなページには展開のヒントが巧妙に隠されていて、ページを戻るのが楽しい。
お父さんの大ポカに対し、だるまちゃんが顔だけでめちゃくちゃキレてるシーンは必見。

■だるまちゃんとだいこくちゃん

だいこくちゃんの持つ打出のこづちは、振ると楽しいものが次々に出てくる。
このこづち、出てくるアイテムが激しく子供心を打つ。
読めば期待と幸せで胸が満たされる、そんな作品。

■だるまちゃんとかみなりちゃん

かみなりちゃんが住む雲の上の国はどのようなところか?
これに対して作者はあまりにも明確な答えを出した。
全ての人工物が○○なのである。
これ以上ない統一感に、電撃が走ること必至!

■だるまちゃんととらのこちゃん

山の土から作った黄色と赤のペンキで、二人はとらの町に模様を塗っていく。
この模様がもう、最高ににぎやかでサイケで幾何学的。
落書きの楽しさが詰め込まれた、だるまちゃんシリーズの中で一番好きな作品。

■からすのパンやさん

パン屋さんに4つ子が生まれるのだが、黒ではない体の色にちなんでつけた名前が
オモチちゃん、レモンちゃん、リンゴちゃん、チョコちゃん
可愛すぎである。
山ほどのカラスと山ほどのパンが出てきて、それぞれに個性があるという恐ろしく作り込まれた作品。
読み聞かせをするときは、パン図鑑のページでくじけないよう心の準備を。

■おたまじゃくしの 101ちゃん

101ぴきのおたまじゃくしを育てる1ぴきの母ガエル。
整列するおたまじゃくしのかわいさを見守るだけの絵本ではない。
中盤からは表紙の印象とは打って変わってハードな展開、凄惨な同士討ち(誇張ナシ)、ハラハラ、困惑、泣き、笑い・・・
一本の映画のような見ごたえがある、骨太な作品。

■ぐりとぐらのかいすいよく

みんな大好きぐりとぐら。
ぼうし、水着、うきわ、何から何まで色を合わせた二人がまたかわいい。
この作品では人間(海ぼうず)と共演しており、彼に画面を合わせるとぐりぐらがミニチュアみたいになって二度面白い。
海ぼうずから教わる変な泳ぎをトレースするぐりぐらがシュール。

■きょうのおべんとう なんだろな

いろいろな動物がピクニックで自分の弁当を開けていくだけの絵本。
単純な構成ゆえにテンポが良く、一ページに一つの弁当、動物たちの一言は個性的で印象に残る。
何より、食べる幸せを重ね合わせられて気持ちいい。

■おふろだいすき

風呂場で子供が動物と遊ぶ話。
風呂の空気の色、お湯の色がお風呂感に溢れていて素晴らしい。
カバ、クジラ、オットセイ、カメなど、濡れていい感じにテカる動物のチョイスがよい。
オットセイがシャボン玉を割るシーンがなぜか脳裏にこびりついている。

■はじめてのキャンプ

主人公のなほちゃんは年上の子供のキャンプについていくことに。
飯ごうすいさん、すいか、テントの中での怖い話、夜の星空・・・
登場人物が活き活きしていて、なほちゃんの戸惑いや楽しさが絵から伝わってくる。
かけがえのない、初々しい体験に尊さすら感じる絵本。

■いもうとのにゅういん

妹が入院した小さい女の子(あさえちゃん)が一晩不安に過ごし、翌日にお見舞いに行くまでを描いた作品。
入院周りの描写が淡々と生々しく、あさえちゃんの不安に対する共感を煽ってくる。
親や妹のいない寂しさに負けず、妹のよろこぶ見舞い品を一生懸命考える様子がまぶしい。

■おしいれのぼうけん

保育園でいたずらをした罰に押し入れに閉じ込められたさとしとあきら。壁の木目のトンネルから脱出する二人を、保育園に伝わる妖怪「ねずみばあさん」が追跡する!
ページたっぷり、文字たっぷりの大作。
なかなか怖いので、一番感じるのはパートナーがいることのありがたみ。
主人公が2人であることが心強い。

■ダンプえんちょうやっつけた

子供たちと本気で勝負して遊ぶ保育園の園長の話。
子供を鬼ごっこでガチで追いかける大人を想像してほしいのだが、基本的に子供に勝ち目はない。
それでも、最後の対決では子供たちがダンプえんちょうを仕留めてしまうのだ。
しかも、まさかのあの子が・・・
実際に自分も遊んでいるような気持ちになれる、熱くて楽しい作品。

■14ひきのひっこし

14ひきのねずみシリーズの一作目。
ねずみたちが新しい住処を求めて旅し、大木の根元に落ち着く話。
このシリーズは細部まで丁寧な描写で、ミクロな世界を絵を見る楽しさを満喫できる。
今作では、大木を見つけてからのねずみたちのDIYっぷりがすごい。
竹を切って床や階段を作って三階建てにし、水道を引いたり橋をかけたりと、より良く生きようという熱意が半端ない。
見習いたい。

■14ひきのおつきみ

14ひきのねずみはおつきみも決して妥協しない。
彼らのような山の小動物にとって、月を眺められるベストポジションは木の遥か上の方。
ミッションは「木の上で全員で快適におつきみ」
今作もDIYねずみの意地を見せる!
彼らにとっては準備の方がおつきみ本番より楽しいのだろうな、と思う。

■ダドリーのちいさな絵本

あまいいちごはどこにある? 他

小さなサイズの絵本で、四部作。
ダドリーというねずみがマイペースに過ごす。
リアルめの絵柄+小動物目線という組み合わせ、要所に出てくる食べ物シーンがとても美味しそうなところなど、14ひきシリーズに少し似ている。
ダドリーがちょっとドジなので、毎回ハラハラする展開があり楽しい。

■どんぐりだんご

そのままでは食べられないどんぐりを、団子にして食べてみよう!
炒ってから水に長時間つけるあく抜きから始まり、ゆでては冷まして渋みを消す・・・
という、作ってもらう身としても申し訳なさを感じるぐらいめんどくさいレシピが実践されている。
一回作ってもらったが、味はいかにも縄文時代という感じで楽しめた。
どんぐりの遊び方も載っているノウハウ絵本。

■おまたせクッキー

12枚のクッキーを2人で分けましょう
友達が2人来たので4人で分けましょう
もう2人来たので6人で分けましょう
もう6人来たので12人で分けましょう
みんなの皿に一枚ずつのクッキーが取り分けられた瞬間、またインターホンが鳴る・・・
割り算の切なさを学べる絵本。

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