アフリカンサークルではネタと仲間がとても重要だった


こんにちは。もじゃです。

いきなり雑談になりますが、生命の本質は流れであるという考え方があります。
例えば、動物は呼吸する。
息を入れて、体内に酸素をとりこみ、余分なものは吐き出す。
例えば、食べて出すこと。入れて、消化、吸収して出す。出したらまた入れる。
人間であれば、聞いて、話す。
読んで、書く。

人間の体を形作っている細胞の構成物質は、半年もすれば代謝を通じて全て入れ替わってしまい、半年前とは物質的に完全に異なる自分になり続けているそうです。でも、「自分」ではあるという。
モーニング娘。のようなものです。
どれだけメンバーが変わろうとモーニング娘。

雑談が過ぎました。
英語で入れることをインプット、出すことをアウトプットと言いますが、今回の記事ではこの横文字を多用していきます。

アフリカンサークル・タリベのアウトプット

タリベというサークルの話をします。
それは僕が大学の頃入っていたアフリカンサークルで、僕がアフリカンの楽しさの基本を味わった場所です。
思いっきり叩くこと、みんなでリズムを作ること。
声の限り歌うこと、全員でダンスを盛り上げること。

タリベは出演の非常に多いサークルでした。

アフリカンの強みとして、
・耳と目にはっきり訴えてきて、躍動感があって、おまけに希少性のある音楽、ダンス
・太鼓メインなのでアンプ、スピーカーなどがいらなく、場所の制約を受けにくい
・人数が減っても増えても、何人でも比較的簡単に演奏できる
・お祭り騒ぎに相性抜群
・もとがシンプルなので、替え歌、展開の自由さなど、工夫の余地がたくさんある
などがあります。

ただでさえ敷居が低いし楽しいのにクリエイティブにもなれて、みんなで作ったステージがお客さんにウケる
それが楽しく、都合のつく限り出演を受けたりしていました。
しかも、都合をつけると言っても人生で一番時間に余裕を持てている大学生たちです。

一言で言えば、「依頼を受ければタダでいつでもどこにでも行き、その場に合わせて楽しく叩いて踊る場を作る珍しい音楽集団」
だったのです。
そりゃあイベントにひっぱりだこになるでしょう。

このアウトプットの場があったことは、非常に良かったと思っています。
人に見せて楽しんでもらうことは最高に楽しかったし、練習にもハリが出ました。

アフリカンサークル・タリベのインプット

アフリカンであるからには、ここでひと際大事なことがあります。
アフリカンの一曲一曲は、リズムです。
リズムは何個もあります。
そのリズムをなぜやるのか、
どういうところが好きで、やりたいのか。見せたいのか。

そこがはっきりしていると、出演に一本芯が通り、自分たちもお客さんもとても楽しい出演になる可能性が高まります。

そういったネタ・・・例えば太鼓のリズムの基礎知識やかっこいいキメだったり、リズムごとに存在するダンスの振りだったり、歌だったり・・・はゼロからクリエイトするのではなく、外から持ってきたものを元にして作ります。

つまり、まずはアフリカンを教えているワークショップで学んで来たり、CDや動画を見まくることが必要です。

これを怠るとどうなるかというと、その場しのぎになったり、同じネタを使い続けてマンネリ化してしまい、出演が苦痛になってきます。
理想を言えば、ネタが少なかろうと楽しみを見つけ続け、盛り下がらないチームでありたいものですが・・・笑

一番出演頻度が高かった時期はそのことがよく問題になり、
「出演を控えるべきだ!」
「いや、依頼がある限りそれに応えるべきだ!」
の議論になったことも・・・あるそうです

インプットを楽しく効率的にやるためにはどうしたらいいか。
ここで、仲間と一緒にやっていることが活きてきます。
自分一人でやるとめんどくさい音源や動画からのネタ集めも、分担すればできる。
一人で受けると一回2000円~3000円、学生では月に何回も受けられないレッスン
でも、それぞれが自分の受けたいところに行って内容を持ち帰ってくれば、色んなネタがそろう。

そして、練習も仲間内で叩いて踊って、楽しくはかどります。
一人ひとりにとってはこの練習の場がまさにアウトプットであり、自分もますます上手くなる時間となります。

まとめ

例えが過ぎるかもしれませんが、タリベは、人から習ったリズムやダンスを食って楽しい出演や練習を吐き出す生き物と言えました。
新しいことを吸収しながら、出しながら楽しんでいました。
アフリカンは、出演や暇な学生と相性が良かった。

仲間といることでインプットとアウトプットが、もっと楽しくなりました。
・ネタがあること
・仲間とそれをシェアできること
はその基本でした。
このおかげで僕はアフリカンを楽しくやり続けることができたのです。

以上、もじゃでした。

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