アフリカンダンスをやろうと思えたのはなぜか


こんにちは。もじゃです。

グループワークを企画し始めた話をここ最近投稿してきました。
最近ダンスを始めた、という話も以前しました。

今回の記事でその二つがつながって、このドキュメンタリー風シリーズは終わりです。

大阪へマリダンスを広めたかった

関西のアフリカンサークル・タリベのメンバーを募っての東京グループワークは、2年間で4回ほど企画しました。
グループワークには色んな目的がありましたが、その中でも
「タリベのメンバーに、マリリズムのダンスを大阪に持って帰ってもらいたい」というのは特別でした。

マリリズムのダンスは継続して習ったメンバーがおらず、全員で楽しむことのしづらい「ワケありリズム」でした。
大阪にはマリのダンスを教える先生がいないからです。

かつて大阪でアフリカンを楽しんだ仲間と、ダンスが揃った状態でマリの色んなリズムを楽しみたかった。
それがグループワーク企画の動機の核でした。

グループワークではマリダンスをずっと教えている武田マリさんにダンスを習う時間を設けました。
グループワーク一回につき、ダンスにあてられるのは週末の二日を使って合計6時間ぐらい。
企画の頻度は半年に一回ほど。
なので、1年にたった12時間ぐらいですが、マリダンスを習っては大阪に持ち帰ってもらいました。

実施4回目にして、関西ダンサーが来れなくなってしまった

しかし、2016年10月の4回目のグループワークでは参加メンバーの都合がつかなくなってしまい、ついにダンサーは関東メンバーだけの参加となりました。

そもそも、関西のメンバーにとって
「マリリズムのダンスを習いに東京くんだりまで行く」
というのは、大ごとです。
時間・お金・その他もろもろが間に合わず、誰も来れないことが一回ぐらいあっても不思議ではない。

でも、幸せなことにそれまでの3回のグループワークでは関西からダンサーが数人ずつ来れていたので、その当たり前の感覚はマヒしていました。
「僕がこんなに来てほしいんだから来てくれるはず」
という気持ちになってしまっていました。

しかし、関西ダンサーはたまたま、来れなくなりました。
「大阪にマリダンスを広める」という目的は一回お休みになってしまったのです。

頭がぐるぐるし出した

関西ダンサーが来れないと確定したことがきっかけになり、いろいろ考えました。

僕は関西にマリダンスを広めたかったらしい。
それができなくて残念だ。
でも、そんなに良いダンスなのか?
楽しいことだと本当に知っているのか?
自分でちゃんと経験したことはない?
では、やって確かめてみたらいいんじゃないのか?
⇒自分でやったことのないことを人に勧めていたことにもやもやし出した

関西ダンサーが来れなくなるなんて思ってもみなかった。
でも来れなくなった。
どんなにやりたいことであっても、いつ、どんな事情で、できなくなってしまうかは誰にも分からない。

例えば、先生が何らかの事情でダンスクラスを止めてしまったら。
例えば、自分の仕事が急に忙しくなったら。
ダンスを習いたくても習えなくなることなんて、マリダンスにおける関西メンバーでなくたって、誰にでもありうるんじゃないか。
⇒自分が今ダンスを習える環境にあることの幸運、貴重さについて身に染みた

そして、兼ねてより考えていた、ダンスに対する想い。

さぞかし楽しいんだろうな。
やってみたいな。
でも、僕は体が硬い。
飛入りで適当に踊るのは好きだけど、まともに習おうとしたことはない。
踊ってみると「架空の生物みたい」とか「糸の切れた操り人形」とか言われる。
まあそれはそれでオイシイんだけど、とにかく、まともにやるのは恥ずかしい。
男少ないし。
しかも僕はドラマーだ。
ダンスをするということは、その時間にジェンベを叩けないということだ。
太鼓を楽しまないでいいのか。
⇒どうしよう。

スイッチは音もなく入った

そしてグループワークも数週間後に迫ったある朝、眠りから覚めて、ふとこう思いました。
「今日はクラスがある。なんか踊りたい。ダンス習おう」

こうして僕はアフリカンダンスを習い始めたのでした。

以上、もじゃでした。

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