フロスしますか?それとも死を選択しますか?


こんにちは。もじゃです。

「歯をみがいてはいけない」の書評からの続き。
今回はデンタルフロスの大切さと、やってみた感想について書きます。

FLOSS OR DIE

これはアメリカでの歯周病予防のスローガンです。意訳としては、この記事のタイトルにもしている通り
「フロスしますか?それとも死を選択しますか?」 となります。
スローガンなので扇動的ですが、口腔環境と健康の関係性を知ってしまうと、あながちバカにできません。

歯科衛生士でもないのに偉そうにすみません。
でも、「これはいいと思う!」と万人に自信をもって進められるものとしてはアフリカン以上なのです。笑
だって、誰だって健康は大事じゃないですか。

フロスをいつ、何のためにするのか

「歯はみがいてはいけない」の著者は、ブラシでの歯磨きを食事の直後にするのがダメなのであって、寝る前と起きた後に磨くのはむしろ推奨しています。そして、フロスは食事の直後であっても大丈夫と言っています。
その理由は、
・フロスは歯磨きと違ってうがいを必ずしもする必要がなく、食事後の唾液を流してしまうことも避けられる
・食事後の柔らかい歯に悪影響がない程度の刺激である
あたりかと思われます。

ただし、「フロスが主でブラシは補助的」と言い切っており、
①起床後 ②朝食後 ③昼食後 ④寝る前
全てのタイミングでフロスを使うことを推奨しています。
①④ではブラシも使い、②③では「舌まわし」という唾液をよく出すための取り組みをしているそうです。
ブラシや舌回しの詳細は長くなってしまうので本を読んでくださいませ。

それほどまでに重視するフロス、目的はというと「歯垢(プラーク)が残りやすい歯と歯の間をしっかり掃除する」ということになります。
プラークが取れた、という結果を大事にするようにしましょう。

やってみた感想

僕はフロスを始めてまだ3週間ほどですが、だいぶ慣れてきたので感想を。

①最初はかなりめんどくさい!そして難しい!
指に巻くフロスが最強です。でも、最初はめんどくさく、難しいです。
下の動画を参考に頑張りましょう!

ノコギリのように前後に動かしながら出し入れすると、入りやすく、出すときも詰め物にひっかかりません。
大事なことは、糸を通すだけでなく、歯の側面に糸を添わせた状態で上下させ、両方の歯のできるだけ広い範囲のプラークを取ること。このときもノコギリの動きだとプラークが取れやすいです。

フロスのおすすめは以下の2つ。コンビニでも手に入りやすいです。

・ワックスつき⇒初心者向け。するする入ります。

・ワックスなし⇒フロスに慣れた人向け。よくプラークが取れます。

②歯と歯の間の汚さにびっくり
ちゃんとできれば、糸にプラークがついてきているはずです。
最初はかなり衝撃でした。
こんなに?ってなります。
プラークは食べかすをエサに、細菌が24時間かけて作るそうです。
食べてすぐにはできないので、一日に複数回やっていれば、かなりきれいな状態を保てます!

③慣れるとむしろ楽しい、そして気持ちいい
フロスをやり慣れてくると、歯と歯の間がすっきりしている状態が分かるようになります。
かなり口の中を覗き込みながら指の感覚も頼りに行うので、口の中の空間が感覚で理解できるようになり、愛着も湧いてきます。
あんなに難儀していた指巻きフロスが簡単にできるようになっていることに感動します。
そして、自分から勝手に、プラーク除去率を上げる気になってくると思います。
やるとすっきりすることが分かっているので、思っていたより負担ではないし、口の中に詳しくなってくることが楽しくなりますよ。
この、「思っていたより楽しい」というのは新鮮でした。
ブラシでの歯磨きではそんな感想を覚えたことないですからね。

習慣づけるために

僕は洗面所に「フロス!」と書いた紙を貼りました。
カバンの中と洗面所に用意し、「手元にない」という状況にならないようにしました。
新しいことを始めて定着させるのは簡単ではないですが、やる気になった人は一緒に頑張りましょう!
「歯はみがいてはいけない」を読んでみるのはとてもお勧めです。

僕は小さい頃から虫歯に悩まされていて、今では奥歯が銀歯だらけになってしまいました。
せめて歯周病は回避したいし、この一連の記事をきっかけに歯の健康に気を使う人が増えたらいいなと思っています。

そんなわけで一連の「歯はみがいてはいけない」記事連投でした。

以上、もじゃでした。

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